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2.3 convert-ly
のコマンド ライン オプション
一般に、このプログラムは以下のように呼び出されます:
convert-ly [option]… filename…
以下のオプションを与えることができます:
-
-d, --diff-version-update
ファイルが実際に変更された場合にのみ
\version
を更新します。 これを指定した場合のバージョン番号は、最後に実際に変換が行われた後のバージョンに対応します。不安定版のバージョン番号は、ターゲットのバージョン番号を超えない限り、次の安定版のバージョン番号に上げられます。このオプションを指定しないと、最後の変換を行おうとしたバージョンに更新されます。-
-e, --edit
入力ファイルをその場で直接変換します。変換元のファイルは ‘myfile.ly~’ のように名前が変更されます。このバックアップファイルは、オペレーティングシステムによっては隠しファイルとして扱われているかもしれません。古い入力ファイルに
~
を付加する-e
を使わずに、更新されたファイルの名前を別に指定したい場合は、代わりに出力をリダイレクトすることができます:convert-ly myfile.ly > mynewfile.ly
Windows ユーザーは:
convert-ly.py myfile.ly > mynewfile.ly
-
-b, --backup-numbered
‘-e’ オプションと同時に用いた場合、前のバージョンのファイルが上書きされないように、バックアップファイルの名前に番号が付きます。バックアップファイルは、オペレーティングシステムによっては隠されているかもしれません。
-
-f, --from=from-patchlevel
変換元のバージョンをセットします。これがセットされていない場合、
convert-ly
は入力ファイルの中にあるversion
文字列を基に推測します。例: ‘--from=2.10.25’-
-h, --help
ヘルプ (使い方) を表示します。
-
-l loglevel, --loglevel=loglevel
出力の饒舌さを loglevel にセットします。取り得る値は、大文字で、
PROGRESS
(デフォルト),NONE
,WARNING
,ERROR
, それにDEBUG
です。-
-n, --no-version
通常、
convert-ly
は\version
インジケータを出力に付け加えます。このオプションを指定すると、それを抑制します。-
-s, --show-rules
すべての変換を表示して、終了します。
-
-t, --to=to-patchlevel
変換先のバージョンを明示してセットします。明示されない場合は、デフォルトで最新バージョンにセットします。変換元のバージョンよりも高くなっている必要があります。
convert-ly --to=2.14.1 myfile.ly
texinfo ファイルの中にある LilyPond 断片を更新するには以下を使用してください:
convert-ly --from=… --to=… --no-version *.itely
2 つのバージョン間での LilyPond 構文の変更を調べるには、以下を使用してください:
convert-ly --from=… --to=… -s
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