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1.3 エラー メッセージ
ファイルのコンパイルの最中にはさまざまなエラー メッセージが表示される可能性があります。
- Warning
-
何か疑わしいことがあります。あなたが何か普通でないことをリクエストしている場合は、そのメッセージを理解して、それを無視することができます。しかしながら、Warning は通常、入力ファイルに何か問題があることを示しています。
- Error
何か明らかに問題があります。カレントの処理ステップ (構文解析、構文解釈、フォーマット) は終了され、次のステップは飛ばされます。
- Fatal error
-
何か明らかに問題があり、LilyPond はコンパイルを続けられません。これが起きることは稀です。これが起こるのはたいてい、フォントのインストールに問題があるためです。
- Scheme error
-
Scheme コードの実行中に発生するこのエラーは Scheme インタプリタによって引き起こされます。冗長オプション (‘-V’ または ‘--verbose’) 付きで実行している場合、問題となっている関数呼び出しの呼び出し追跡が表示されます。
- Programming error
-
内部的な矛盾があります。このエラー メッセージはプログラマとデバッガを助けることを意図したものです。通常、それらは無視できます。時々、それらは非常に大きなメッセージとなり、他の出力を見えにくくします。
- Aborted (core dumped)
これは、プログラムをクラッシュさせる深刻なプログラミング エラーを示しています。そのようなエラーは決定的なものだと考えられます。あなたがそのようなエラーでつまずいた場合、バグ レポートを送ってください。
警告とエラーを入力ファイルのある部分にリンクさせることが可能な場合、エラー メッセージは以下のような形式になります:
filename:lineno:columnno: message offending input line
エラーが見つかった場所を示すために問題のある行に改行が挿入されます。例えば:
test.ly:2:19: error: not a duration: 5 { c'4 e' 5 g' }
これらの位置は LilyPond が警告やエラーが発生した位置を最善を尽くして推測したものですが、(ごく当たり前のことですが) 警告とエラーは何か予期しないことが起こったときに発生するものです。入力ファイルの示された行にエラーを見つけることができない場合は、示された位置の 1 行か 2 行上をチェックしてみてください。
診断は多くの処理段階のあらゆる時点で発生し得ることに注意してください。例えば、入力が複数回処理される(つまり、MIDI とレイアウト出力)または同じ音楽変数がコンテキストで使われると、同じメッセージが何回か現れることがあります。
エラーについての更なる情報が 一般的なエラー で提供されています。
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