SVG 出力

SVG 出力では、符頭や休符などのグラフィカル オブジェクト (Grob) に対してメタデータを付加させることができます。このメタデータは idclass のような SVG 標準の属性でも良いですし、非標準のカスタム属性を追加することもできます。Grob の output-attributes を、属性名と値を含む Scheme の連想配列 (alist) でオーバライドしてください。値は数値、文字列、シンボルです。例:

{
  \once \override NoteHead.output-attributes =
  #'((id . 123)
     (class . "this that")
     (data-whatever . something))
  c
}

この入力は SVG ファイルに次の <g> (グループ) タグを作り出します:

<g id="123" class="this that" data-whatever="something">
  ...NoteHead grob SVG elements...
</g>

<g> タグは、与えられた Grob に対する全ての SVG エレメントを中に含みます。(Grob によっては複数のエレメントを含むことがあります。)SVG のシンタックスでは、非標準のカスタム メタデータ属性に対して data- 接頭辞を使用します。

LilyPond 記譜法リファレンス v2.25.22 (development-branch).