[ << 専門的な記譜法 ] | [Top][Contents][Index] | [ 入出力全般 >> ] |
[ < 歌詞を入力する ] | [ Up : 声楽で共通の記譜法 ] | [ 歌詞音節の自動演奏時間 > ] |
歌詞を旋律に揃える
歌詞は \lyricmode
内で解釈され、Lyrics
コンテキスト内で譜刻されます。
コンテキストの説明 を参照してください。
\new Lyrics \lyricmode { … }
\lyricmode
の異なる形が 2 種類あり、それらは歌詞を音楽に揃えるために、コンテキストを関連付けする機能を持ちます。\addlyrics
はより便利で、Voice コンテキストの音楽のすぐ後に記述することで、自身で暗黙的に Lyrics コンテキストを作成し歌詞が音楽に揃えられます。\lyricsto
はより多機能で、関連付ける Voice コンテキストを名前で指定します。また、Lyrics コンテキストは明示的に作成する必要があります。詳しくは、歌詞音節の自動演奏時間 を参照してください。
歌詞は主に 2 つの方法で歌詞に揃えることができます:
-
\addlyric
,\lyricsto
を用いるか、プロパティassociatedVoice
を設定することにより、他のボイスあるいは (特殊な状況ですが) 関連付けされた旋律から歌詞の音節の演奏時間を取ることで、歌詞を自動的に揃えることができます。詳細は 歌詞音節の自動演奏時間 を参照してください。<< \new Staff << \time 2/4 \new Voice = "one" \relative { \voiceOne c''4 b8. a16 g4. r8 a4 ( b ) c2 } \new Voice = "two" \relative { \voiceTwo s2 s4. f'8 e4 d c2 } >> % "one" の音符に揃えます \new Lyrics \lyricsto "one" { Life is __ _ love, live __ life. } % 最初は "one" の音符に揃えて、それから "two" に切り替えます \new Lyrics \lyricsto "one" { No more let \set associatedVoice = "two" % 切り替える音節の前にセットする必要があります sins and sor -- rows grow. } >>
歌詞の 1 番は通常の歌詞の入力方法を示しています。
歌詞の 2 番は歌詞を揃えるボイスを切り替える方法を示しています。この方法は、歌詞の 1 番と 2 番で音符への単語の揃え方が異なり、単語を揃えるべき音符がすべてボイス コンテキストの中にある場合に有用です。詳細は 歌詞の節 を参照してください。
- 歌詞を
\lyricmode
で入力し、音節の演奏時間を明示的に示すことで、歌詞を音符とは独立して揃えることができます。<< \new Voice = "one" \relative { \time 2/4 c''4 b8. a16 g4. f8 e4 d c2 } % 前で指定された演奏時間 2 を用います \new Lyrics \lyricmode { Joy to the earth! } % 音符とは異なるリズムをセットするために、演奏時間を明示します \new Lyrics \lyricmode { Life4 is love,2. live4 life.2 } >>
歌詞の 1 番は演奏時間が指定されず、各単語には前の値 2 がされるため、音符と揃いません。
歌詞の 2 番は音符とは全く独立して単語を揃える方法を示しています。この方法は、歌詞の 1 番と 2 番で音符への単語の揃え方が異なり、単語を揃えるべき音符がボイス コンテキストから得られない場合に有用です。詳細は 歌詞音節の手動演奏時間 を参照してください。このテクニックは譜の上に会話をセットする場合にも有用です – これの例は 音楽の中での会話 を参照してください。
参照
学習マニュアル: Aligning lyrics to a melody
記譜法リファレンス: コンテキストの説明, 歌詞音節の自動演奏時間, 歌詞の節, 歌詞音節の手動演奏時間, 音楽の中での会話, 歌詞音節の手動演奏時間
内部リファレンス: Lyrics
[ << 専門的な記譜法 ] | [Top][Contents][Index] | [ 入出力全般 >> ] |
[ < 歌詞を入力する ] | [ Up : 声楽で共通の記譜法 ] | [ 歌詞音節の自動演奏時間 > ] |