[ << デフォルトを変更する ] | [Top][Contents][Index] | [ 付表 >> ] |
[ < 向きと配置 ] | [ Up : 向きと配置 ] | [ 方向プロパティ > ] |
アーティキュレーションの方向指示子
デフォルトでは、アーティキュレーションのいくつかの向きは常に上または下になっています (例えば、強弱記号やフェルマータ)。一方、他のアーティキュレーションは、符幹の向きによって、向きが上下します (スラーやアクセントなど)。
アーティキュレーションの前に 方向指示子 を置くことで、デフォルトの向きをオーバライドすることができます。3 つの方向指示子があります: ^
(“上向き” を意味します)、_
(“下向き” を意味します)、それに -
(“デフォルトの向き” を意味します) です。通常、方向指示子は省略することができ、その場合は -
と見なされます。しかしながら、以下のものの前には 常に 方向指示子を置く必要があります:
-
\tweak
コマンド -
\markup
コマンド -
\tag
コマンド - 文字列マークアップ。例えば、-"string"
- 運指指示。例えば、
-1
- アーティキュレーションの短縮記法。例えば、
-.
,->
,--
方向指示子は、その後にくる音符だけに効果を持ちます:
\relative { c''2( c) c2_( c) c2( c) c2^( c) }