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歌詞音節の自動演奏時間
以下の 3 つの方法で歌詞を旋律の音符に揃えることができます:
-
\lyricsto
で旋律を保持しているボイス コンテキストを指定します。 -
\addlyrics
で歌詞を入力して、それを旋律を保持しているボイス コンテキストの直後に配置します。 - 任意のタイミングで
associatedVoice
プロパティを設定することで歌詞の揃えを名前を持つ他のボイス コンテキストに切り替えます。
3 つの方法のいずれでも、単語の音節の間にハイフンを描き、単語の後ろに延長線を描くことができます。詳細は 延長線とハイフン を参照してください。
歌詞を揃える Voice
コンテキストが “消滅” してはいけません。さもないと、その後の歌詞は失われてしまいます。ボイスは何もすることが無くなると消滅する可能性があります
– コンテキストを残しておく を参照してください。
\lyricsto
を用いる
旋律を保持している名前の付いたボイス コンテキストを
\lyricsto
で指定することにより、歌詞を旋律の下に揃えることができます:
<< \new Voice = "melody" \relative { a'1 a4. a8 a2 } \new Lyrics \lyricsto "melody" { These are the words } >>
これは歌詞を名前の付いた Voice
コンテキストに揃えます
– Voice
コンテキストは既に存在している必要があります。このため、普通は Voice
コンテキストを先に記述して、その後に Lyrics
コンテキストを記述します。歌詞自体は \lyricsto
コマンドの後に記述します。\lyricsto
コマンドは自動的に歌詞モードを呼び出します。デフォルトでは、歌詞は音符の下に配置されます。配置場所を変更する方法は 歌詞の垂直方向の配置 を参照してください。
\addlyrics
を用いる
\addlyrics
コマンドは便利なショートカットで、もっと複雑な LilyPond 構造を使う歌詞のセットアップの代わりとして用いることができます。
{ MUSIC } \addlyrics { LYRICS }
上記は下記と同等です:
\new Voice = "blah" { MUSIC } \new Lyrics \lyricsto "blah" { LYRICS }
ここで例を挙げます:
{ \time 3/4 \relative { c'2 e4 g2. } \addlyrics { play the game } }
\addlyrics
セクションを追加することで、歌詞の 2 番、3 番を追加することができます:
{ \time 3/4 \relative { c'2 e4 g2. } \addlyrics { play the game } \addlyrics { speel het spel } \addlyrics { joue le jeu } }
コマンド \addlyrics
は多声を扱うことはできません。また、このコマンドは TabVoice
に歌詞を関連付けることもできません。そのような場合は \lyricsto
を使うべきです。
associatedVoice を用いる
associatedVoice
プロパティを設定することで、歌詞を揃える旋律を変更することができます:
\set associatedVoice = "lala"
プロパティの値 (ここでは "lala" です) は
Voice
コンテキストの名前になります。技術的な理由により、変更を適用する歌詞の音節の前にこの set
コマンドを配置する必要があります。
ここで、使用例を挙げます:
<< \new Staff << \time 2/4 \new Voice = "one" \relative { \voiceOne c''4 b8. a16 g4. r8 a4 ( b ) c2 } \new Voice = "two" \relative { \voiceTwo s2 s4. f'8 e8 d4. c2 } >> % 最初は "one" の音符に揃えます % それから "two" に切り替えます \new Lyrics \lyricsto "one" { No more let \set associatedVoice = "two" % 切り替える音節の前にセットする必要があります sins and sor -- rows grow. } >>
参照
記譜法リファレンス: 延長線とハイフン, コンテキストを残しておく, 歌詞の垂直方向の配置
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