[ << デフォルトを変更する ] | [Top][Contents][Index] | [ 付表 >> ] |
[ < コンテキストのデフォルト設定を変更する ] | [ Up : コンテキストのデフォルト設定を変更する ] | [ 指定したコンテキストだけを変更する > ] |
同じタイプの全コンテキストを変更する
Score
, Staff
, Voice
, その他のコンテキストにおいてデフォルトで使用される譜刻のためのコンテキスト設定は、\layout
ブロックの中の\context
ブロックで指定することができます。\layout
ブロックは、それを適用する \score
ブロックの中で、かつ、音楽表記の後に配置する必要があります。
譜刻ではなく MIDI 出力に関する設定をする場合は、\midi
ブロックに別々に指定する必要があります (出力定義 - コンテキストの青写真を参照してください)。
\layout { \context { \Voice [すべての Voice コンテキストのコンテキスト設定] } \context { \Staff [context settings for all Staff contexts] } }
以下のタイプの設定を指定することができます:
-
\override
コマンド – コンテキスト名を省略します\score { \relative { a'4^"Thicker stems" a a a a4 a a\ff a } \layout { \context { \Staff \override Stem.thickness = #4.0 } } }
- コンテキスト プロパティを直接設定します
\score { \relative { a'4^"Smaller font" a a a a4 a a\ff a } \layout { \context { \Staff fontSize = #-4 } } }
-
\dynamicUp
や\accidentalStyle dodecaphonic
のような音楽表記等、あらかじめ定義されているコマンド\score { \relative { a'4^"Dynamics above" a a a a4 a a\ff a } \layout { \context { \Voice \dynamicUp } \context { \Staff \accidentalStyle dodecaphonic } } }
-
\with
ブロックを有するユーザ定義変数 –\with
ブロックの詳細は 指定したコンテキストだけを変更する を参照してください。StaffDefaults = \with { fontSize = #-4 } \score { \new Staff { \relative { a'4^"Smaller font" a a a a4 a a a } } \layout { \context { \Staff \StaffDefaults } } }
プロパティ設定コマンドは、\context
ブロックで囲まずに、\layout
ブロックの中に配置することができます。そのような設定は、指定されたタイプの任意のコンテキストの開始時にプロパティ設定コマンドをインクルードするのと等価です。コンテキストを指定しない場合、すべての 下位コンテキストに影響を与えます – 下位コンテキスト - ボイス を参照してください。\layout
ブロックの中でのプロパティ設定コマンドの構文は、音楽ストリームの中で同じコマンドを記述するのと同じです。
\score { \new Staff { \relative { a'4^"Smaller font" a a a a4 a a a } } \layout { \accidentalStyle dodecaphonic \set fontSize = #-4 \override Voice.Stem.thickness = #4.0 } }
[ << デフォルトを変更する ] | [Top][Contents][Index] | [ 付表 >> ] |
[ < コンテキストのデフォルト設定を変更する ] | [ Up : コンテキストのデフォルト設定を変更する ] | [ 指定したコンテキストだけを変更する > ] |