[ << 専門的な記譜法 ] | [Top][Contents][Index] | [ 入出力全般 >> ] |
[ < グレゴリオ聖歌の臨時記号と調号 ] | [ Up : グレゴリオ聖歌の記譜 ] | [ グレゴリオ聖歌のアーティキュレーション > ] |
ディビジオ
グレゴリオ聖歌の記譜法には休符がありません。代わりに、ディビジオ (ディビジオ) を使います。
ディビジオ (divisio, 複数形 divisiones, ラテン語で‘区切り’) は、グレゴリオ聖歌においてフレーズや節を表すために使われた記号です。 ディビジオ ミニマ、ディビジオ マヨル、ディビジオ マキシマ はそれぞれ音楽的には、短い、中ぐらいの、長い休止を表します。これは ブレス記号 にあるブレス記号に似ています。フィナリス記号は歌の終わりを表すだけでなく、アンティフォナ (交唱聖歌) において、節の終わりを意味するのによく使われます。
ディビジオを使用するには、ファイル gregorian.ly をインクルードしてください。これには定義が含まれており、必要な場所に
\divisioMinima
, \divisioMaior
, \divisioMaxima
,
\finalis
を入力することができます。いくつかの版ではディビジオ ミニマの代わりに virgula や caesura が用いられることがあります。そのため、gregorian.ly には \virgula
と
\caesura
も定義されています。
定義済みコマンド
\virgula
,
\caesura
,
\divisioMinima
,
\divisioMaior
,
\divisioMaxima
,
\finalis
.
参照
記譜法リファレンス: ブレス記号
インストールされているファイル: ly/gregorian.ly