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独立したテキストの中にある脚注
これらは参照ポイントを指す線を表示しません。脚注マークは、脚注を付加されるマークアップの後に続いて表示されます。マークは自動で挿入することができ、その場合には連番が割り振られます。手動で、独自のマークを使うよう設定することもできます。
独立したテキストの中にある脚注を自動で作る方法と、独自のマークを使うために手動で作る方法は異なります。
独立したテキストに自動マークで脚注を付加する
独立したテキストに自動マークで脚注を付加するための構文は以下です:
\markup { … \footnote text footnote … }
要素は以下の通りです:
- text
これは、脚注を付加するマークアップや文字列です。
- footnote
-
ページの下で用いる脚注テキストを指定するマークアップや文字列です。
例を示します:
\book { \header { tagline = ##f } \markup { "A simple" \footnote "tune" \italic " By me" "is shown below. It is a" \footnote "recent" \italic " Aug 2012" "composition." } \relative { a'4 b8 e c4 d } }
独立したテキストに独自のマークで脚注を付加する
独立したテキストに独自のマークで脚注を付加するための構文は以下です:
\markup { … \footnote mark footnote … }
要素は以下の通りです:
- mark
-
これは参照ポイントに使われる、脚注マークを指定するマークアップや文字列です。このマークは脚注自体の最初に自動で挿入されないことに注意してください。
- footnote
ページの下で用いる脚注テキストを指定するマークアップや文字列です。通常、mark から始めます。
音楽表記の中にある脚注 にあるように、* や + などの簡単な文字をマークとして用いることができます。他に、ASCII エイリアスを用いることができます (ASCII エイリアス を参照してください)。
\book { \paper { #(include-special-characters) } \header { tagline = ##f } \markup { "A simple tune" \footnote "*" \italic "* By me" "is shown below. It is a recent" \footnote \super † \concat { \super † \italic " Aug 2012" } "composition." } \relative { a'4 b8 e c4 d } }
Unicode 文字をマークに使うこともできます (Unicode を参照してください)。
\book { \header { tagline = ##f } \markup { "A simple tune" \footnote \super \char##x00a7 \concat { \super \char##x00a7 \italic " By me" } "is shown below. It is a recent" \footnote \super \char##x00b6 \concat { \super \char##x00b6 \italic " Aug 2012" } "composition." } \relative { a'4 b8 e c4 d } }
参照
学習マニュアル: Objects and interfaces
記譜法リファレンス: ASCII エイリアス, バルーン ヘルプ, 特殊文字の一覧, テキスト マーク, テキスト スクリプト, Unicode
内部リファレンス: FootnoteEvent, Footnote, Footnote_engraver
既知の問題と警告
同じページにある複数の脚注は上下にしか配置できません。一方の脚注はもう一方の脚注の上に配置され、同じ行に配置することはできません。
MultiMeasureRests
、自動連桁、歌詞に脚注を付けることはできません。
脚注は譜や \markup
オブジェクト、他の脚注マークや線と衝突する可能性があります。
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