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マークアップ内部でのグラフィック記譜法
マークアップ コマンドを用いて、さまざまなグラフィック オブジェクトを楽譜に付け加えることができます。
以下の例で示すように、マークアップ コマンドの中にはテキスト要素をグラフィックスで飾り付けることができるものがあります。
\markup \fill-line { \center-column { \circle Jack \box "in the box" \null \line { Erik Satie \hspace #3 \bracket "1866 - 1925" } \null \rounded-box \bold Prelude } }
コマンドの中にはテキストの周りのパディングを増やすことを必要とするものもあります。パティングの増加は Markup for text alignment で徹底的に記述されているマークアップ コマンドを用いて達成できます。
\markup \fill-line { \center-column { \box "Charles Ives (1874 - 1954)" \null \box \pad-markup #2 "THE UNANSWERED QUESTION" \box \pad-x #8 "A Cosmic Landscape" \null } } \markup \column { \line { \hspace #10 \box \pad-to-box #'(-5 . 20) #'(0 . 5) \bold "Largo to Presto" } \pad-around #3 "String quartet keeps very even time, Flute quartet keeps very uneven time." }
テキストを持たないグラフィック要素やシンボルを譜刻することもできます。他のマークアップ表記と同様に、そのようなオブジェクトも組み合わせることができます。
\markup { \combine \draw-circle #4 #0.4 ##f \filled-box #'(-4 . 4) #'(-0.5 . 0.5) #1 \hspace #5 \center-column { \triangle ##t \combine \draw-line #'(0 . 4) \arrow-head #Y #DOWN ##f } }
高度なグラフィック機能として、外部画像ファイルを Encapsulated PostScript フォーマット (eps) に変換してインクルードする機能や、ネイティブの PostScript コードを用いてグラフィックを直接に入力ファイルへ埋め込む機能があります。このような機能を使う場合、以下で示すように、描画サイズを明示的に指定することを推奨します:
c'1^\markup { \combine \epsfile #X #10 "./context-example.eps" \with-dimensions #'(0 . 6) #'(0 . 10) \postscript " -2 3 translate 2.7 2 scale newpath 2 -1 moveto 4 -2 4 1 1 arct 4 2 3 3 1 arct 0 4 0 3 1 arct 0 0 1 -1 1 arct closepath stroke" } c'
Graphical markup にグラフィック特有のコマンドの徹底したリストがあります。
参照
記譜法リファレンス: Markup for text alignment, 寸法, 編集者の注釈, Graphical markup
インストールされているファイル: scm/define-markup-commands.scm, scm/stencil.scm
コード断片集: Text
内部リファレンス: TextScript
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