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譜を隠す
Staff
コンテキストから Staff_symbol_engraver
を削除することによって、譜線を隠すことができます。そうする代わりに、\stopStaff
を用いることもできます。
\new Staff \with { \remove Staff_symbol_engraver } \relative { a''8 f e16 d c b a2 }
空の譜は隠すことができます (いわゆる ‘Frenched Score’ にするため)。これは、コンテキスト中で \RemoveEmptyStaves
を適用することで実現できます。(\layout
ブロック内に適用することによって) 楽譜全体に設定することも、(\with
ブロック内に適用することによって) 特定の譜に限定することもできます。このコマンドは、最初のシステムを除いて、楽譜内にある全ての空の譜を削除します。最初のシステムにある譜も隠したい場合は、\RemoveAllEmptyStaves
を使ってください。サポートしているコンテキストは
Staff
, RhythmicStaff
, VaticanaStaff
です。
Note: 譜が空であると見なされるのは、それが複数小節にわたる休符、休符、スキップ、空白休符、あるいはそれらの要素の組み合わせだけで構成されている場合です。
\layout { \context { \Staff \RemoveEmptyStaves } } \relative << \new Staff { e'4 f g a \break b1 \break a4 b c2 } \new Staff { c,4 d e f \break R1 \break f4 g c,2 } >>
譜に対してオッシア セクションを作成するために、\RemoveAllEmptyStaves
を用いることもできます。詳細は オッシア譜 を参照してください。
定義済みコマンド
\RemoveEmptyStaves
,
\RemoveAllEmptyStaves
参照
音楽用語集: Frenched staff
学習マニュアル: Visibility and color of objects
記譜法リファレンス: コンテキストのデフォルト設定を変更する, 譜シンボル, オッシア譜, 隠された音符, 不可視の休符, オブジェクトの可視性
コード断片集: Staff notation
内部リファレンス: ChordNames, FiguredBass, Lyrics, Staff, VerticalAxisGroup, Staff_symbol_engraver
既知の問題と警告
Staff_symbol_engraver
を削除すると、小節線も隠されます。小節線が強制的に可視になるよう設定されている場合、フォーマット エラーが発生するかもしれません。そのような場合は、エングラーバを削除する代わりに、以下のオーバライドを使用してください:
\omit StaffSymbol \override NoteHead.no-ledgers = ##t
\Staff \RemoveEmptyStaves
に関連する既知の問題と警告は
コンテキストのデフォルト設定を変更する を参照してください。
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