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マークアップ内部での音楽記譜法
マークアップ オブジェクトの内部で、さまざまな音楽記譜要素を楽譜に付け加えることができます。
音符と臨時記号はマークアップ コマンドを用いて入力することができます:
a'2 a'^\markup { \note {4} #1 = \note-by-number #1 #1 #1.5 } b'1_\markup { \natural \semiflat \flat \sesquiflat \doubleflat } \glissando a'1_\markup { \natural \semisharp \sharp \sesquisharp \doublesharp } \glissando b'
他の記譜オブジェクトもマークアップ モードの中で譜刻することができます:
\relative { g1 bes ees\finger \markup \tied-lyric "4~1" fis_\markup { \dynamic rf } bes^\markup { \beam #8 #0.1 #0.5 } cis d-\markup { \markalphabet #8 \markletter #8 } }
より一般的には、以下で示すように、使用可能な音楽シンボルはすべてマークアップ オブジェクトに含めることができます。Emmentaler フォント に、音楽シンボルと音楽シンボル名の徹底したリストがあります。
\relative { c''2 c'^\markup { \musicglyph "eight" } c,4 c,8._\markup { \musicglyph "clefs.G_change" } c16 c2^\markup { \musicglyph "timesig.neomensural94" } }
テキストではない図柄を譜刻するもう 1 つの方法が フォントの説明 で記述されています。この方法はさまざまなサイズの波括弧を譜刻する場合に有用です。
さらに、マークアップ モードは特定の楽器のためのダイアグラムをサポートします:
\relative { c''1^\markup { \fret-diagram-terse "x;x;o;2;3;2;" } c^\markup { \harp-pedal "^-v|--ov^" } c c^\markup { \combine \musicglyph "accordion.discant" \combine \raise #0.5 \musicglyph "accordion.dot" \raise #1.5 \musicglyph "accordion.dot" } }
そのようなダイアグラムは Instrument-specific markup でドキュメント化されています。
楽譜全体でさえもマークアップ オブジェクト内部にネストさせることができます:
\relative { c'4 d^\markup { \score { \relative { c'4 d e f } } } e f | c d e f }
Markup for music and musical symbols に、音楽記譜法関連のコマンドの徹底したリストがあります。
参照
記譜法リファレンス: Markup for music and musical symbols, Emmentaler フォント, フォントの説明
インストールされているファイル: scm/define-markup-commands.scm, scm/fret-diagrams.scm, scm/harp-pedals.scm
コード断片集: Text
内部リファレンス: TextScript
既知の問題と警告
マークアップ オブジェクト内に出現する \score
の縦方向のスペーシングは
baseline-skip
によって調整されます。\paper
による設定は全て無視されます。
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