テキスト オブジェクトの概要

テキスト オブジェクトは、ダブル クォーテーションの間の単純な文字列か、 テキストをフォーマットする に詳細を書いたさまざまな高度なテキスト フォーマットやグラフィカルな改善を受け入れることができる \markup ブロックとして入力されます。

このように markup ブロックは使われます:

主な使い方ではありませんが、その他の多くのテキスト ベースのオブジェクトを markup ブロックで入力できます。

実際、グラフィカル オブジェクト (または ‘grob’) の実質的な出現のカスタマイズのために \markup を使うことは、もしそのオブジェクトが text プロパティを持っている場合はそれを、もしくは stencil プロパティを上書きすることで可能となっています。これを可能にしているいくつかの仕組みは、 Flexible architecture で説明されています。

以下の例は markup ブロックの遍在性を説明します。上に列挙されたオブジェクトの一部としてだけではなく、さまざまな方法を通してテキスト オブジェクトで音楽オブジェクトを置き換えることにも使われます。

\header { title = \markup "Header" }

dyn =
#(make-dynamic-script #{ \markup \serif "DynamicText" #})

\markup \box "Top-level markup"

\score {
  <<
    \new ChordNames
    \with {
      majorSevenSymbol = \markup "majorSevenSymbol"
    }
    \chordmode { c1:maj7 }
    \new Staff {
      \tempo \markup "MetronomeMark"
      \mark \markup \smaller "RehearsalMark"
      \once \override TupletNumber.text =
        \markup "TupletNumber"
      \tuplet 3/2 {
        \once \override NoteHead.stencil =
          #ly:text-interface::print
        \once \override NoteHead.text =
          \markup \lower #0.5 "NoteHead"
        c''8^\markup \italic "TextScript"
        a'\finger \markup \serif "Fingering"
        \once \override Rest.stencil =
          #(lambda (grob)
             (grob-interpret-markup grob #{
               \markup  "Rest"
               #}))
        r
      }
    }
    \new Lyrics \lyricmode {
      \markup \smallCaps "LyricText" 1
    }
    \new Dynamics { s1\dyn }
  >>
}

[image of music]

参照

記譜法リファレンス: テキストをフォーマットする, テキスト スクリプト, テキスト スパナ, テキスト マーク, 独立したテキスト, 運指の指示, 声楽で共通の記譜法, 和音を表示する, 新たな強弱記号, 強弱記号, バルーン ヘルプ

Essay on automated music engraving: Flexible architecture

コード断片集: Text


LilyPond 記譜法リファレンス v2.25.21 (開発版).