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Unicode
単一の文字 – その文字に対する Unicode コード ポイントを知っているが、使用しているエディタではその文字を使用できない – を入力するには、\markup
ブロック内部で \char ##xhhhh
あるいは
\char ##dddd
を使用します
– ここで hhhh
はその文字に対する 16 進コードであり、dddd
はそれに対応する 10 進数値です。先頭の 0 は省略可能ですが、16 進表記では 4 文字で指定する方法が一般的です。(\char
の後に UTF-8 エンコーディングのコード ポイントを使うべきではありません。なぜなら、UTF-8 エンコーディングはバイト数を表すための余分なビットを保持しているからです。)
任意の文字に対する 16 進のコード ポイントを調べるための、Unicode コード表と文字名インデックスは Unicode コンソーシアム Web サイト
https://www.unicode.org/ にあります。
例えば、\char ##x03BE
と \char #958
はどちらも
Unicode U+03BE の文字を入力します
– この文字は Unicode 名 “Greek Small Letter Xi”
(ギリシャ小文字クシー) です。
この方法で任意の Unicode コード ポイントを入力することができます。すべての特殊文字がこの方法で入力されている場合、入力ファイルを UTF-8 フォーマットで保存する必要はありません。もちろん、入力された文字を保持しているフォントがすべてインストールされていて、LilyPond で利用可能になっている必要があります。
以下の例は UTF-8 コード化された文字を 4 箇所 – リハーサル記号の中、アーティキュレーション テキストとして、歌詞の中、楽譜の下にある独立したテキストの中 – で使用しています:
\score { \relative { c''1 \mark \markup { \char ##x03A8 } c1_\markup { \tiny { \char ##x03B1 " to " \char ##x03C9 } } } \addlyrics { O \markup { \concat { Ph \char ##x0153 be! } } } } \markup { "Copyright 2008--2023" \char ##x00A9 }
著作権についての注意書きの中で著作権記号を入力するには、以下のようにします:
\header { copyright = \markup { \char ##x00A9 "2008" } }
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