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改行後のスパナの可視性をコントロールする
改行のすぐ後の音符で終了するスパナの可視性は、after-line-breaking
のコールバック ly:spanner::kill-zero-spanned-time
によりコントロールされます。
グリッサンドやヘアピンのようなオブジェクトは、デフォルトで改行後のスパナを表示しないようにしています。このコールバックを無効化することで、改行後のスパナが表示されるようになります。
逆に、テキスト スパナなどはデフォルトで改行後に表示されるようになっていますが、コールバックを有効にすることで削除することができます。
\paper { ragged-right = ##t tagline = ##f } \relative c'' { \override Hairpin.to-barline = ##f \override Glissando.breakable = ##t % show hairpin \override Hairpin.after-line-breaking = ##t % hide text span \override TextSpanner.after-line-breaking = #ly:spanner::kill-zero-spanned-time e2\<\startTextSpan % show glissando \override Glissando.after-line-breaking = ##t f2\glissando \break f,1\!\stopTextSpan }